「ボールの貰い方」〜基本編〜 - フットサル初心者が「個サル」で活躍する方法

「ボールの貰い方」〜基本編〜

こんにちは。

佐藤タカヨシです。

お久ぶりになってしまい申し訳ありませんm(_ _)m

やっとこさ、少しずつではありますが構想も固まってきました。

本日のテーマは「ボールの貰い方〜基本編〜」となります。

ただ、私がよく言う「状況次第」が多分に影響してくるテーマなので、
まずはシンプルに「1vs1」の状況に絞ってお伝えしたいと思います。

〜ラインナップ〜
・「1vs1」
・「優先順位」
@「ディフェンスの背後(裏のスペース)」でボールを貰う
Aディフェンスの前で「前を向いた状態」でボールを貰う
Bディフェンスの前で「背を向けた状態」でボールを貰う
・「ボールの貰い方〜実際のゲーム編〜」
・最後に

それでは早速はじめていきましょう!!

IMG_2970[1].JPG



「1vs1」

想定としては練習なんかでよくやる「1vs1」のイメージです。

自分(オフェンス)相手(ディフェンス)+パサーという状況ですね。

もちろん、実際のゲームになれば「純粋な1vs1」が訪れる機会は滅多にありませんが、
まずは基本として知っておく事で実際のゲームでもスムーズに対応出来るようになると
思います。

また、フットサルはチームスポーツですが、結局のトコロ大事になってくるのは
「目の前の相手に負けない」という事ですからね。

その為、まずは他の相手や味方を考えずに「目の前のひとり」に集中しましょう。


「優先順位」

上記の想定で「ボールの貰い方の優先順位」をお伝えしていきます

@「ディフェンスの背後(裏のスペース)」でボールを貰う
Aディフェンスの前で「前を向いた状態」でボールを貰う
Bディフェンスの前で「背を向けた状態」でボールを貰う

こんな感じです。

それでは、各項目ごとに説明をしていきたいと思います。


@「ディフェンスの背後(裏のスペース)」でボールを貰う
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※スペースに走り込みます。

まずは、なぜ優先順位が高いのかについて説明していきたいと思います。

それは、ボールを受け取った時点で相手のマークを剥がせているから」です。

つまりは最初から「相手を抜いた状態」でボールを貰えるという事ですね。
(ホントのどフリー!!)

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※ちょっとパスが悪いですね。(笑)

だからこそ、このボールの貰い方がいちばん優先順位が高いというわけです。

例えばコレが「ピヴォ(自分)とフィクソ(相手)」であれば、もう相手ゴレイロとの
1vs1という決定的なチャンスになります。

つまり、@を狙う事が選択肢としてはいちばん相手ゴールに近付けますし、
相手にとっては「最もイヤなプレー」となります。

という事は?

「相手はそこを最も警戒してくる」という事ですね!!(そりゃ当然だ!)

なので、そうカンタンに成功するプレーではありません。
(個サルだと守備が緩かったりしますが。。。)

1vs1において、優先順位が高いという事は「難易度も高い」という事にります。

ただし、だからと言って「裏を狙う意識」が無ければ相手はちっとも怖くありません。

最初から「選択肢を絞れる事」ほどディフェンスにとって楽な事はありませんからね。

相手に楽をさせない為にも、常に「相手の裏を取る姿勢」は見せるようにしていきましょう。

それが「攻守の駆け引き」へと繋がっていきます。

※「駆け引き」については次回の記事で説明していきます。



Aディフェンスの前で「前を向いた状態」でボールを貰う

コレは「ディフェンスの裏でボールを貰う事が難しい」と判断した場合の選択肢となります。

ex)→「相手の裏にスペースがない」・「相手のディフェンスが上手い」

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※裏に走り込めるだけのスペースが無い状況

先ほどもお伝えした通り、相手も「裏のスペース」に抜け出される事を警戒しているので、
そういう意味ではいちばん現実的な狙い目になるのではないかなと思います。

ただし、もちろんコレも相手ディフェンスにとってはイヤな貰い方」となります。

なぜならば!!

「オフェンス側に主導権があるから」です!!

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「主導権=自分の間合い」です。

攻守においては「どちらが主導権を握っているか」で、その後の展開が大きく変わります。

当然ながら、主導権を握っている方がプレーの自由度は高くなるわけです。
(主導権を握っていない方は、常に「対応する側」になるわけなので。)

その為、攻撃する側である時は常に主導権を握れるボールの貰い方」を考えながら
プレーするようにしていきましょう。(どうやったら自分の間合いに出来るか)


Bディフェンスの前で「背を向けた状態」でボールを貰う
 
1vs1の状況においては、この背を向けた状態でボールを貰う」という状況になった
時点で「主導権は相手にある」という事になります。

※駆け引きとして、ワザとそういった貰い方をする場合もあります。

IMG_2967[1].JPG

※前を向けるだけのスペースが無い状況

なぜなら相手に背を向けた状態というのは、そこから反転して前を向かない限りは
攻撃的なプレーをする事が出来ないからです。(ヒールパスとかは別ですよ!!)

つまりは「相手から制限を受けた状態にある」という事ですね。

IMG_2966[1].JPG
※制限を受けた状態(前を向けない)

もちろん状況によっては相手に背を向ける場合もありますし、ボールキープが目的であれば
「背を向けた状態」の方がボールは奪われにくいです。

ただ、あくまでも優先すべきは「前を向いた状態」でボールを貰う事です。

なぜなら「背を向けた状態=ゴールに向かう意識が低い」という事になるからです。
(もちろん「ワザと」であれば別ですよ!)

ディフェンスからすれば「ゴールに向かって来ない相手」なんてのは全く怖くありません。

もちろん「結果的に前を向けない事」はありますし、前を向いてもボールを奪われてしまっては
元も子もありませんが、意識としては「常に前を向く姿勢」を持つべきだと思います。


「ボールの貰い方〜実際のゲーム編〜」

今回お伝えした優先順位はあくまで「1vs1」の時のモノなので、実際のゲームでは
必ずしも当てはまるわけではありません。

例えば実際のゲームだと、以下のような状況や効果も考えられます。

@裏にスペースがあると思って抜け出しても相手チームの他の人」がカバーに入ってくる
場合もあります。

A前が向ければ「自分よりも前にパスを出しやすい」というのが利点のひとつとしてあります。
(味方も上がりやすいですしね!!)→「攻撃的な視野の確保」

B背を向けた状態でもポストプレイボールキープなどが出来れば、チームとしての
「戦術の幅」を格段に広げる事が出来ます。(いろんな攻め方が出来る)

カンタンではありますが、こんな感じです。

※詳しくはもう少し話が進んだ時にお伝えしたいと思います。


「最後に」

もちろん実際のゲームでは、それぞれの状況での優先順位はあったとしてもどの選択が
ダメという事ではありません。

優先順位は状況次第で変動していきます。

状況に合わせて「それぞれのプレー(貰い方)」を使い分けられるようになればベストです。

ただやっぱり、それも全て「基本(1vs1)」があっての話です。

基本がしっかりしているからこそ、応用が利くわけですからね!!


と、いう事で今回は以上となります。

参考になりましたら嬉しいですm(_ _)m

次回はボールを貰う時の「駆け引き」について書きたいと思います。

お楽しみに!!
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