片想いディフェンス - フットサル初心者が「個サル」で活躍する方法

片想いディフェンス

こんにちは。

佐藤タカヨシです。

今日は「守備的守備シリーズ」A「相手に前を向かせない」をお伝えしていきます。

さて、それでは早速はじめていきたいと思います。



A「相手に前を向かせない」

ボールを相手に持たれる事を前提とした場合、この「相手に前を向かせない状態」
持っていくのが「ベストな守備の方法」です。

ブログ用 167.JPG
※コレはやってはいけません。ファールです。


つまり「片想いディフェンス」ですね!!(勝手に名付けました。)

出来るだけ「片想い」の状態にするよう心掛けてください。

決して「両想い」(見つめ合う状態)になってはいけません。


なぜなら、相手が「前に進みづらく・攻撃的なパスを出しづらいから」です。

ボール保持者の側が攻撃的に行く事が出来なくなるという事ですね。


もちろん状況次第ではあります。

たとえば相手チームの最後尾にいる選手のところまで「深追い」してしまった場合、いくら
「相手に前を向かせない状態」に出来たとしても、自分のチームが間延びしてしまう為に
「守るべきスペース(主に自分の後方)を空けてしまう事になります。

それは結果的に、チームとして空間の管理が難しくなってしまう事になるので、
「ボールが確実に奪える状況以外」ではあまりオススメ出来ません。

(例外的に、時間もなくどうしてもゴールが欲しい時などは「スラムダンク」のように
オールコートマンツーマン的な戦術も使ったりします。)



では、@「相手に死角(裏)を取られない」を実践出来たとして「相手にボールが渡った場合」
考えるべき事とは?


まず、最初の認識として「相手は出来るだけ前を向いた状態」でボールを貰う事を考えます。

なぜなら「攻撃的な選択肢」が増えるからです。

前を向いた状態でボールを保持する事が出来たなら、それは相手チームのゴールを
「正面で捉える事が出来る」という事です。


この状態であれば、

「シュートを打つ」

「自分より前に攻撃的なパスを出す」

「ドリブルで仕掛ける」


など状況次第で実にたくさんの「選択肢を持つ事」が可能になります。


コレはヤバいです。

いきなりピンチです。

なので「相手にボールが渡った場合」には「出来るだけ前を向かせない」ように
心掛けてください。

(後ろ向きであればヒールパスなどのトリッキーなプレーを除いて相手の
選択肢は自分より後ろになり、攻撃的なプレーはなかなか出来ません。)


方法としては、とにかく相手に「べったり」と張り付いてください。

イメージは、たとえ相手に前を向かれても「ボールを奪える・突っつける距離感」です。


ブログ用 150.JPGブログ用 154.JPG
※この二枚の中間くらいの距離感がベストですね。


つまり「相手が前を向いてボールを持てる空間(隙間)」をつくらせないようにしてください。

この空間(隙間)を空けてしまえば、相手に前を向かれてしまいます。

逆にコチラがボールを奪える・突っつける距離感を保ち、相手が前を向いてボールを持てる空間
(隙間)を潰す事が出来れば、相手は迂闊に前を向けなくなります。


ただ、このときに注意しなければならないのが「強引に前を向いてくる場合」です。

うまい人はいくらでも「前を向く術」を持っています。

たとえば、ボールを受ける瞬間に「反転」「切り返し」をしてくる場合です。

この時、ボールに足を引っ掛ける事が出来れば一気に「ボールを奪うチャンス」
なるわけですが、それが出来ない場合は一転してピンチに陥ります。


コレをされない為に「相手の状態を注意深く観察」して相手の次の動きに即座に
対応出来る準備をしておきましょう。

まぁ、コレが出来る人はかなり上手い人だと思いますので、最初はあまり気にする
必要はないと思います。

ただ頭に入れておくと、自分が上手くなった時に対応の幅が広がっていると思います。


また、相手が「パスを出した後の動き出し」にも注意しましょう。

たとえばワンツーなど、相手が次のプレーを既にイメージしていて、それを実行に移そうと
している場合は要注意です。

相手の動き出しに付いていけなかった場合「相手の方が自陣ゴールに近い場所」でボールを
持つ事が出来る為、ピンチに陥ります。


まぁ、守備側は基本的に「後手の状態」なので防げない場合も出てくるかと思いますが、
やっぱり常に意識しておく事が重要です。

予測・想定をしておけば対応のスピードを速める事も出来ますしね。

また、たとえ前を向かせない事が出来たとしても、ポストプレーなど相手に背を向けた状態で
「攻撃のスイッチ」になるプレーもあるので、いちばんは「ボールを持たせない事である」
いうのも頭の片隅に置いておきましょう。



と、いう事で。

今日はココまでです。

明日はいよいよ「守備的守備シリーズ」の最後であるB「抜かれない・かわされない」
ついてお話ししていきたいと思います。

コレは「相手に前を向かれてしまった場合にどうするか?」というお話しです。

長文お読み頂きましてありがとうございます。

それではまた明日!!


今日の一言

リリアン・テュラム(元フランス代表DF)

「ロナウドがボールをもって向かってくる。僕は止めようとして構える。
でも顔を上げた時、彼はもうそこには居ないんだ 。」


世界トップレベルだったDFの言葉です。

まぁ、相手があのロナウド(元ブラジル代表)なのでかなり極端な話になりますが、
攻撃側の選手に前を向かせたらヤバいという事がわかる言葉だと思います。

相手に前を向かせないように頑張りましょう!!

最後までお読みいただきましてありがとうございますm(_ _)m
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