ドッジボールから学ぶ「パスカット」の極意 - フットサル初心者が「個サル」で活躍する方法

ドッジボールから学ぶ「パスカット」の極意

こんにちは。

佐藤タカヨシです。

今日から「攻撃的守備シリーズ」です。

フットサルにおける「ボールを奪うポイント」についてお話ししていきます。


@「パスカット」
    ↓
A「トラップの瞬間」
    ↓
B「ボールを持った相手から奪う」



この3つです。

そしてコレら全てを連動して行います。

コレは相手がどんな人でも一緒です。

「初心者・経験者問わず」です。

ただ「奪える可能性が違う」ってだけの話ですね。


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※スライディングは人に対してやらなければOKです。(パスコース・シュートコースなど)


それでは早速はじめていきたいと思います。

と、その前に。

まず最初に「守備をする上での基本姿勢」をお伝えしたいと思います。


それは「奪えればラッキー」と考える、という事です。


もちろん「絶対に奪う!」という意識を持った上で結果的に、という話です。

(「奪う意識」が無ければボールを奪える可能性は「0」ですしね。)

相手だって奪われたくはないですからね。

奪われたらソッコーで「チャンスピンチ」になりますので。

相手も必死こいてボールをキープします。

もちろん相手のレベルにもよりますが「ボールを奪う」というのは相手がミスを
しない限りはよっぽどの実力差がないと成功させるのは難しいです。


なので、基本的には「相手からボールを奪う」というよりも「相手を前に進ませない」という
意識を持ってディフェンスする必要があります。

(「奪いに行く守備」というのは「かわされやすい」という側面もあり、かわされてしまえば
よりピンチが広がる、という事もある為。)


「だがしかし!!!」、です。

もちろんボールを奪えるに越した事はありません。

奪えるチャンスをみすみす逃すのはもったいないですし、何よりも相手にとっては
「ボールを奪う気の無いディフェンダー」ほど安心出来る存在はいません。


そこで「ボールを奪うポイント」についてのお話しです。

ポイントを「知っている」のと「知らない」のとでは雲泥の差がありますからね。

意識すべきポイントを優先順位に沿ってお話ししていきますので、参考になれば嬉しいです。

(あ、ちなみに「相手を前に進ませない守備」については後々お話ししていきます。)




@「パスカット」

コレは、相手チームのパスが「自分のマークしている相手に渡る前」「ボールを奪う」
という事ですね。

ブログ用 158.JPG
※コレは左にいる私が「ボールを奪いに行っている人」です。


「守備側の選手」「いちばん最初に意識する部分」です。

相手の「パスミス」や自分のマークしている相手の「ポジショニングミス」の場合も
ありますが、もしコレを意図的に実践する事が出来たらかなり喜んでください。

「よっしゃ!キタコレ!オレマジ天才!」

このくらいでちょうどいいです。

もちろん、周りに引かれる可能性がありますので(むしろ可能性としては高い)、
浮いた存在になりたくない人は「ニヤニヤする」くらいに留めておきましょう。

そしてもし、それを褒めてくれる人がいたら「コイツ、なかなかわかってんじゃん。」
と相手を認めてあげましょう。


ただ、コレだけ「自分に浸れるプレー」という事は、当然ながら難易度が高いです。

なぜなら、初心者の方にいちばん不足している「経験から来る予測」「成否の鍵」
握っているからです。

もしも、それ以外でパスカットが成功した場合、それは残念ながら相手のパスミスか、
もしくはビギナーズラックです。

もちろん相手のパスミスであろうが結果として「相手のボールを奪う事」が出来たので
あれば守備としては成功です。

しかし、それは「自分の実力」ではありません。

「自分の狙い通り」「相手からボールを奪う実力」を身につけられるように
頑張っていきましょう!!


そして、もちろん。

「初心者のあなた」でも「予測してパスカット」をする事は出来ます。

それは「あの人(パスの出し手)コッチ(自分のマークマン)にパス出しそう」と感じる事が
出来るかどうか、です。

むしろ、それが予測の全てです。

経験者の方は、「自分の経験」によってこの「予測の精度」を高めています。

つまり「その経験が無い分」だけ、あなたは「ボールを奪うチャンスが少ない」という事です。


ただ、その「予測に必要な感覚」を常に意識する事によって、あなたも「経験の密度」
高める事は出来ます。

つまり、その分だけあなたは「実力を高めるスピード」を速くする事が出来る、
というわけです。

コレから、その予測の感覚に必要なポイントやコツをお伝えしていきますので、しっかりと
「自分の知識」として身に付けてくださいね。



「相手が出すパス」のコースやタイミングは、相手の視線やモーションなどによって
「なんとなく」わかります。

コレを感じ取れなければ、おそらくその人よっぽどうまいです。

なので諦めましょう。

たぶんノーチャンスなのでしょうがないです。

「ボールを奪う」というのは、あくまでも「ボールを奪えるチャンスがある場合」
限った上での話です。

守備の基本姿勢は「相手を前に進ませない事」だというのを忘れないようにしてくださいね。


そしてこの「なんとなく」は、自分に置き換えてみるとわかりやすいです。

フットサルじゃなくてOKです。

たとえば「ドッジボール」ですね。


恐らく大体の人が小学校時代とかに経験した事があると思います。

あれ、別にボールを「捕れる・捕れない」とか「よけれる・よけれない」は関係なく、
相手が自分にボールを投げてくるってのは「なんとなく」分かったと思います。

(わかんない時はフェイント掛けられてたり、集中してなかったりだと思います。)

それは相手が「コッチを見てる(視線)」とか「こっちに向けて投げてくる動き(モーション)」をしてるとか、そういった要素から予測するわけです。


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※この後しっかりぶつけて怒られました。


それと一緒です。

それが「予測」です。

そして、予測した結果「相手(パスの出し手)」「自分のマークマン」にパスを出そうと
しているのがわかったとします。

でも、「予測が出来た」=「パスカット成功」ではありません。

だから難しいんです。

成功出来た時に喜んでいいんです。


なぜなら「予測が実際に起こるとは限らないから」です。

ココ、スゴく大事です。

たとえ予測をしても、相手がその通りにパスを出すとは限りません。

もしかしたら「思わせぶり」なヤツかもしれません。

もしかしたら「予測したコース」と違うかもしれません。

なので、その予測に「確信が持てない限り」は、パスカットに行ってはいけません。


なぜなら、「そのパスが来なかった場合=自分のマークマンがフリーになってしまうから」です。

こりゃあヤバいです。

「ピンチレベル」が格段に跳ね上がります。

特にそのポジションが自分のゴールに近ければ近いほどピンチレベルは上がります。

(自陣ゴールに近い為。)


別に「自分のマークマンがフリーになる事」「失点に直結する」とは限りません。

ただ、もし失点に繋がってしまった場合、それはあなたの「パスカット失敗」が直接の原因に
なってしまう可能性が高いです。

つまり、リスクが高いからこそ「奪えればラッキー」なのであり、成功したら
かなり喜んでいいんです。

逆に言うと、リスクが高いからこそ「無理に奪いに行く必要」はないのです。



「守備をする上」でいちばん大切なのは「結果的に失点しない事」です。

それを達成する為にA「トラップの瞬間」B「キープしている相手から奪う」があります。

またたとえあなたが奪えなくても、チームとしてボールを奪えたり、失点を防いだりする事が
出来れば「結果的に成功」となるのです。

「ミッションクリア!ひゃっほーい」になるわけです。


なので「パスカット」は、その守備全体においてチームに貢献する為にあなたが意識する
第一段階であるというだけです。

ただ、注意しておきたいのはこの「パスカット」「意識する」のと「意識しない」のと
では雲泥の差がある、という事です。

意識しなければ相手から「ボールを奪える可能性は0」ですからね。

「奪える可能性」があるに越した事はないわけです。

その意識の積み重ねが「あなたのレベルアップスピード」を飛躍的に速めます。

そして、実践出来るようになれば、あなたは立派な「ディフェンスの出来るフットサラー」
になる事が出来ると思います。


と、いう事で。

長くなってしまったので今日は以上となります。

明日は今日の続きA「トラップの瞬間」についてお話していきたいと思います。

それでは、本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。


今日の一言

ジェンナーロ・ガットゥーゾ
「オレにはゴールで感動は与えられない。けどオレだから与えられる感動があるはずだ。」

彼は「狂犬」と呼ばれた生粋の「潰し屋」です。

もう現役は引退してしまいましたが、現在「本田圭佑選手」が所属している「ACミラン」という
クラブチームの「黄金期を支えた守備的MFの選手」です。

彼の仕事は「相手からボールを奪って味方に繋ぐ事」でした。

彼だからこその名言だと思います。

もちろん、あなたには「ゴールでも感動を与えられる選手」を目指して欲しいです。

ただ、「守備でも感動を与える事が出来る」という事を知って欲しくて、この名言を
御紹介しました。

最後までお読み頂きましてありがとうございますm(_ _)m
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