フットサル初心者がまず学ぶべき「守備の方法」とは?
2014年07月14日 19:34
| ディフェンス
こんにちは。
佐藤タカヨシです。
今日からいよいよ実践編です。
「成功体験を守備で得るためにはどうすればいいのか?」
一言で言うと「マンツーマンディフェンス」です。
「Man to Man」つまり「個人対個人」ですね。
一人にべったり張り付こうって事です。
絶対に離されてはなりません。
べったり張り付いてください。

※抱きついてはいけません。ファールになります。
「相手に仕事(攻撃)をさせない」
コレが「守備の仕事」です。
相手に「嫌われるディフェンダー」が「優秀なディフェンダーの証」です。
別に嫌われたっていいんです。プレーでの話ですから。
「ピッチで起きた感情は、全てピッチに置いてくる」
コレが鉄則です。
気持ちよくプレーするために、このコトバは常に意識してください。
「相手をリスペクトする」という事ですね。
それが「立派なフットサラー」の第一歩であり、また全てです。
一流のプレーヤーはみなすべからくこの精神を持っています。
「真摯な姿勢」というのはやっぱり大事です。
さて、話を「マンツーマンディフェンス」に戻したいと思います。
正直な話、マンツーマンディフェンスを完璧に実行するのはムリです。
リームーですね。
むしろ、みんながコレ出来たらゴールいっこも入らなくてちょーつまらない試合になります。
なので「なるたけべったり張り付こう」という事ですね。
まぁ、それでも実際かなり難しいです。
「必要なスキル」が山程ありますので。
(スタミナ・予測・視野の確保・優先順位の構築など)
ただ初心者の方が成功体験を得やすく・取り組みやすい、という点では
「いちばん難易度が低い」という事です。
矛盾してますね。説明します。
マンツーマンディフェンスにおいて「難易度が低い」というのは
「守備の仕組み」として他の守備の方法よりもわかりやすく・取り組みやすく、
また「完璧を目指す必要もないから」です。
まずは「守備全体」のお話しをしますね。
その方が理解し易くなりますので。
「チーム全体の戦術」として「守備の方法」は大きく分けて2つあります。
「マンツーマンディフェンス」と「ゾーンディフェンス」です。
(細かく言うとたくさんあります。状況による部分もありますしね。)
はい!出ましたね新しい言葉。
「ゾーンディフェンス」
「マンツーマンディフェンス」とは先ほどもお話ししたように
「Man to Man」つまり「個人対個人」ですね。
コレは「チーム対チーム」において、ゴレイロを除いた「4人対4人」のそれぞれが
相手に対して「べったり張り付く」ディフェンスの方法です。

それに対して「ゾーンディフェンス」は、相手チームの「個人」に対してではなく
「自陣の範囲(スペース)」を「それぞれが分割して守る方法」です。
カンタンに言うと
「コートの半分(自分の陣地)を4分割して左の上オレが守る!」
みたいな感じです。※あくまで極論。

※もちろん「ケースバイケース」で別の仲間の範囲をカバーすることもあります。
(流動的なスポーツのため)
そして「現在の主流」は「ゾーンディフェンス」です。
理由は「スペース(範囲)を管理する」ディフェンススタイルだからです。
マンツーマンディフェンスだと相手チームの個人にべったり張り付くので、それぞれ相手を
追っかけている間にいろんなところにスペースがポカスカ空いちゃうんですね。
コレはかなりマズいです。
なぜならその「空いたスペース」にどんどん他の人が侵入してきちゃうからです。
で、その空いたスペースに侵入してくる相手からあなたは自分のゴールを
守らなければいけないわけです。
そこで相手に「べったり貼り付け続けられれば」問題はないわけなんですが、
実際問題かなり難しいですし、連続で侵入する動きを繰り返されればされる
ほど、実現は不可能になっていきます。
なぜか?
それは「守備する人」よりも「攻撃する人」の方が有利だからです。
相手のマーク(張り付き)を「外そう」とする方が「外されないように」するよりも
カンタンなんです。
たとえば攻撃する側は、「相手の視線」を自分から外すだけでカンタンにマークを
振り切れるわけです。
例として「鬼ごっこ」で追い詰めた時に、相手が「あ、UFO!」と言って「えっ?」て
そっち向いちゃったら逃げられちゃいますよね。?(もしもの話ですよ)

視線が相手から外れる要因はたくさんあります。
たとえば「ボールを目で追っちゃったりした瞬間」には、もう視線は相手から外れています。
「あ、あっちの人シュート打った!」となったら視線そっちに行っちゃいますよね?
他にもマークが外れてしまう要因はあります。
いちばん分かり易いのは「フェイント」ですね。
たとえば相手が「あっち行くフリして実はこっちでしたー。」みたいなヤツです。
「動き」でフェイントを掛けてくる場合もありますし
「視線」でフェイントを掛けてくる場合もあります。
このように相手はいろいろと「仕掛けてくる」わけです。
これら全てのフェイントや視線のズレ(外的要因・自発的要因含め)に惑わされず、相手に
べったり張り付き続ける事は現実的に不可能だと思います。
「反応する側」であるというのが、ディフェンス(特にマンツーマン)においては
圧倒的に不利な部分なんですね。
それに対してゾーンディフェンスでは、スペースを分担する事によって「個人の役割」が
明確になります。
そしてその役割を「チームで決めた約束事」の下にそれぞれが実践していくため、
個人に責任や負担が一任されるマンツーマンディフェンスよりも「失点の可能性」
を減らす事が出来る訳です。
理由は、
「個人の集合体というたし算」で守るよりも「組織というかけ算」
つまり「チーム内でお互いにフォローしたりカバーし合う関係性」で守った方が
「総合力が高いから」です。
コレが「マンツーマンディフェンス」ではなく「ゾーンディフェンス」が「現在の主流」に
なっている理由です。
ただ、コレは「経験者」という括りでの話です。
なぜなら、初心者の方は「ゾーンでの守り方」がわからないからです。
いきなり「はい、ゾーンで守りますよ。」と言われても何が何だかわからないと思います。
当たり前の話ですよね。
初心者の方は「個人の役割」や「チームで決めた約束事」を「実践した経験」がないため、
それらを理解するのに時間が掛かってしまいます。
また、実践するのに必要な「動き方」や「判断の基準」を「まだ知らない」ので、
それらを知る事が出来ても実践出来るようになるには時間が掛かります。
「スペースの管理」なんて、経験を積まないととてもじゃないけど実践出来ません。
プロですら完璧には実践出来ない訳ですから、道のりは果てしなく長いです。
(実践出来てたら滅多に失点しないですしね。)
だからこその「マンツーマンディフェンス」です。
いやー、長かったですねここまで。。。すみません。
でもこの「守備の種類」と「初心者にとってのマンツーマンディフェンスの重要性」が
腑に落ちないと、納得してマンツーマンディフェンスに取り組むことが出来ないと
思いましたので、お伝えさせていただきました。
と、いう事で。
長くなってしまったので、本日はココまでです。
明日は「フットサルにおける守備の重要性」についてお話ししていきます。
理由は、改めて「守備の重要性」を再認識して頂きたいからです。
もしかすると「新たな発見」もあるかもしれません。
御覧頂けると嬉しいです。
それでは今日も長文お読み頂きましてありがとうございますm(_ _)m
今日の一言
アーセン・ヴェンゲル(現アーセナル監督)の名言(一部抜粋)
「対戦相手がいなければゲームは成立しない。グラウンドが無ければゲームはただの
ボールの蹴り合いでしかない。審判がいなければゲームは無秩序な争いになってしまう。
だからこそ、サッカーのゲームを構成する全ての人々や物に対する深いリスペクトと
共にプレーしようじゃないか。」
うーん。なんとも深いお言葉です。。。
それではまた明日!!
佐藤タカヨシです。
今日からいよいよ実践編です。
「成功体験を守備で得るためにはどうすればいいのか?」
一言で言うと「マンツーマンディフェンス」です。
「Man to Man」つまり「個人対個人」ですね。
一人にべったり張り付こうって事です。
絶対に離されてはなりません。
べったり張り付いてください。
※抱きついてはいけません。ファールになります。
「相手に仕事(攻撃)をさせない」
コレが「守備の仕事」です。
相手に「嫌われるディフェンダー」が「優秀なディフェンダーの証」です。
別に嫌われたっていいんです。プレーでの話ですから。
「ピッチで起きた感情は、全てピッチに置いてくる」
コレが鉄則です。
気持ちよくプレーするために、このコトバは常に意識してください。
「相手をリスペクトする」という事ですね。
それが「立派なフットサラー」の第一歩であり、また全てです。
一流のプレーヤーはみなすべからくこの精神を持っています。
「真摯な姿勢」というのはやっぱり大事です。
さて、話を「マンツーマンディフェンス」に戻したいと思います。
正直な話、マンツーマンディフェンスを完璧に実行するのはムリです。
リームーですね。
むしろ、みんながコレ出来たらゴールいっこも入らなくてちょーつまらない試合になります。
なので「なるたけべったり張り付こう」という事ですね。
まぁ、それでも実際かなり難しいです。
「必要なスキル」が山程ありますので。
(スタミナ・予測・視野の確保・優先順位の構築など)
ただ初心者の方が成功体験を得やすく・取り組みやすい、という点では
「いちばん難易度が低い」という事です。
矛盾してますね。説明します。
マンツーマンディフェンスにおいて「難易度が低い」というのは
「守備の仕組み」として他の守備の方法よりもわかりやすく・取り組みやすく、
また「完璧を目指す必要もないから」です。
まずは「守備全体」のお話しをしますね。
その方が理解し易くなりますので。
「チーム全体の戦術」として「守備の方法」は大きく分けて2つあります。
「マンツーマンディフェンス」と「ゾーンディフェンス」です。
(細かく言うとたくさんあります。状況による部分もありますしね。)
はい!出ましたね新しい言葉。
「ゾーンディフェンス」
「マンツーマンディフェンス」とは先ほどもお話ししたように
「Man to Man」つまり「個人対個人」ですね。
コレは「チーム対チーム」において、ゴレイロを除いた「4人対4人」のそれぞれが
相手に対して「べったり張り付く」ディフェンスの方法です。
それに対して「ゾーンディフェンス」は、相手チームの「個人」に対してではなく
「自陣の範囲(スペース)」を「それぞれが分割して守る方法」です。
カンタンに言うと
「コートの半分(自分の陣地)を4分割して左の上オレが守る!」
みたいな感じです。※あくまで極論。
※もちろん「ケースバイケース」で別の仲間の範囲をカバーすることもあります。
(流動的なスポーツのため)
そして「現在の主流」は「ゾーンディフェンス」です。
理由は「スペース(範囲)を管理する」ディフェンススタイルだからです。
マンツーマンディフェンスだと相手チームの個人にべったり張り付くので、それぞれ相手を
追っかけている間にいろんなところにスペースがポカスカ空いちゃうんですね。
コレはかなりマズいです。
なぜならその「空いたスペース」にどんどん他の人が侵入してきちゃうからです。
で、その空いたスペースに侵入してくる相手からあなたは自分のゴールを
守らなければいけないわけです。
そこで相手に「べったり貼り付け続けられれば」問題はないわけなんですが、
実際問題かなり難しいですし、連続で侵入する動きを繰り返されればされる
ほど、実現は不可能になっていきます。
なぜか?
それは「守備する人」よりも「攻撃する人」の方が有利だからです。
相手のマーク(張り付き)を「外そう」とする方が「外されないように」するよりも
カンタンなんです。
たとえば攻撃する側は、「相手の視線」を自分から外すだけでカンタンにマークを
振り切れるわけです。
例として「鬼ごっこ」で追い詰めた時に、相手が「あ、UFO!」と言って「えっ?」て
そっち向いちゃったら逃げられちゃいますよね。?(もしもの話ですよ)
視線が相手から外れる要因はたくさんあります。
たとえば「ボールを目で追っちゃったりした瞬間」には、もう視線は相手から外れています。
「あ、あっちの人シュート打った!」となったら視線そっちに行っちゃいますよね?
他にもマークが外れてしまう要因はあります。
いちばん分かり易いのは「フェイント」ですね。
たとえば相手が「あっち行くフリして実はこっちでしたー。」みたいなヤツです。
「動き」でフェイントを掛けてくる場合もありますし
「視線」でフェイントを掛けてくる場合もあります。
このように相手はいろいろと「仕掛けてくる」わけです。
これら全てのフェイントや視線のズレ(外的要因・自発的要因含め)に惑わされず、相手に
べったり張り付き続ける事は現実的に不可能だと思います。
「反応する側」であるというのが、ディフェンス(特にマンツーマン)においては
圧倒的に不利な部分なんですね。
それに対してゾーンディフェンスでは、スペースを分担する事によって「個人の役割」が
明確になります。
そしてその役割を「チームで決めた約束事」の下にそれぞれが実践していくため、
個人に責任や負担が一任されるマンツーマンディフェンスよりも「失点の可能性」
を減らす事が出来る訳です。
理由は、
「個人の集合体というたし算」で守るよりも「組織というかけ算」
つまり「チーム内でお互いにフォローしたりカバーし合う関係性」で守った方が
「総合力が高いから」です。
コレが「マンツーマンディフェンス」ではなく「ゾーンディフェンス」が「現在の主流」に
なっている理由です。
ただ、コレは「経験者」という括りでの話です。
なぜなら、初心者の方は「ゾーンでの守り方」がわからないからです。
いきなり「はい、ゾーンで守りますよ。」と言われても何が何だかわからないと思います。
当たり前の話ですよね。
初心者の方は「個人の役割」や「チームで決めた約束事」を「実践した経験」がないため、
それらを理解するのに時間が掛かってしまいます。
また、実践するのに必要な「動き方」や「判断の基準」を「まだ知らない」ので、
それらを知る事が出来ても実践出来るようになるには時間が掛かります。
「スペースの管理」なんて、経験を積まないととてもじゃないけど実践出来ません。
プロですら完璧には実践出来ない訳ですから、道のりは果てしなく長いです。
(実践出来てたら滅多に失点しないですしね。)
だからこその「マンツーマンディフェンス」です。
いやー、長かったですねここまで。。。すみません。
でもこの「守備の種類」と「初心者にとってのマンツーマンディフェンスの重要性」が
腑に落ちないと、納得してマンツーマンディフェンスに取り組むことが出来ないと
思いましたので、お伝えさせていただきました。
と、いう事で。
長くなってしまったので、本日はココまでです。
明日は「フットサルにおける守備の重要性」についてお話ししていきます。
理由は、改めて「守備の重要性」を再認識して頂きたいからです。
もしかすると「新たな発見」もあるかもしれません。
御覧頂けると嬉しいです。
それでは今日も長文お読み頂きましてありがとうございますm(_ _)m
今日の一言
アーセン・ヴェンゲル(現アーセナル監督)の名言(一部抜粋)
「対戦相手がいなければゲームは成立しない。グラウンドが無ければゲームはただの
ボールの蹴り合いでしかない。審判がいなければゲームは無秩序な争いになってしまう。
だからこそ、サッカーのゲームを構成する全ての人々や物に対する深いリスペクトと
共にプレーしようじゃないか。」
うーん。なんとも深いお言葉です。。。
それではまた明日!!
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